ソニー、リテール事業の株式51%を日興プリンシパルに売却 | わんぱくが、ワンパクにTRADE!する日記

ソニー、リテール事業の株式51%を日興プリンシパルに売却

[東京 27日 ロイター] ソニー<6758.T>は、輸入雑貨小売業のソニープラザなどのリテール(小売り)事業について、リテール事業の経営陣と従業員による独立的経営を目指して、同事業を傘下に置く持ち株会社を設立し、そのファイナンシャル・パートナーとして日興プリンシパル・インベストメンツに持ち株会社の株式51%を売却すると発表した。

 リテール事業の対象企業は、ソニープラザのほか、通信販売のソニー・ファミリークラブ、化粧品メーカーのB&CラボラトリーズとCPコスメティクス、フランス料理のマキシム・ド・パリ、健康増進施設運営などのライフネオ。ソニーによると、日興プリンシパルは、ソニーのリテール事業を高く評価しており、今回の提携で事業拡大の機会が増えるのを期待しているという。関係筋が、ロイターに明らかにしたところによると、今回の売却額は約550億円になる見込み。

 ソニーは、リテール事業については、従業員も含めた独立的経営を支持して、段階的に出資比率を引き下げていく予定。ソニーは、エレクトロニクス事業をはじめとする中核事業に経営資源を集中するため、リテール事業については一括して外部資本を過半数以上受け入れる方針を打ち出していた。

 ソニーと日興プリンシパルは、2006年度第1・四半期(4─6月)中に最終合意を目指す。

ソニー、リテール事業の株式51%を日興プリンシパルに売却